広がるカフェインレス市場 福岡では? 人気の理由や睡眠との関連を解説

2026/10/19 (月) 17:00[2026/10/19 (月) 17:59 更新]

日々のニュースをアナウンサー深掘りする「ニュースにプラス」です。きょうは市場が拡大する「カフェインレス」
カフェインレス(デカフェ)はカフェインを90%以上除去したものを指し近年飲む人が増えています。カフェインレスコーヒーの販売金額は去年63億円と6年で2倍になっています。その理由はコロナ禍で始まった在宅勤務でコーヒーを何杯もおかわりしてしまう人が増えたこと。もうひとつは睡眠への関心が高まって、質を高めたいという人が増えたことです。カフェインを取る量を調整する「カフェインコントロール」という考え方が広がりました。福岡では広がりを見せているのか取材しました。

福岡市東区のイオン香椎浜店です。カフェインレスのドリップコーヒーやインスタントコーヒーが多く売られていました。さらにペットボトルのコーヒー、紅茶もカフェインレスの商品がいくつかありました。一方、カフェはどうなのか。福岡を拠点に店を展開するレックコーヒーに聞きました。

レックコーヒー 冨宿のぞみさん
「2021年と比較すると2026年現在は約4.8倍の需要となっています。」

以前より客の数も増えているので、利用客のうちカフェインレスを選ぶ人の割合を調べたところ5年前の4.8倍になったそうです。こちらでは一部を除きプラス100円でカフェインレスに変更でき、ホットやアイスに加えカフェラテなども専用の豆を使った商品を選べます。

レックコーヒー 冨宿のぞみさん
「夜遅くまで営業している店舗では夜にカフェインを控える人の需要が高まっていると感じます」
「赤ちゃんがお腹にいるお母さんなどにもデカフェ(カフェインレス)のコーヒーを安心して飲んでもらえる」


カフェインレスのコーヒーは専用の豆を作るんです。いくつか製法はあるが代表的なのは豆を水に浸けるもの。この水というのはカフェイン以外のうまみや香りといった成分をあらかじめ溶け込ませたもの。なので風味は飽和状態になっていて豆から出ていかない。それによりカフェインだけが水に流れ出ていく。こういう作り方でカフェインレスの豆ができます。こういう工程を繰り返すこともあって、少しはまろやか、さっぱりにはなりますが、技術が上がって遜色ない味わいです。
では、カフェインは眠りにどう影響するのか、久留米大学は睡眠研究に力を入れています。そこで医学部准教授の八木朝子さんに聞きました。個人差はありますが、カフェインによって寝つきが悪くなる、途中で目が覚めたり、そこから寝つきにくかったりする恐れがあります。
1日に摂取するカフェインは400ミリグラム、コーヒーだと700ccぐらいを超える睡眠に影響するかもしれません。そしてやはり夕方以降の摂取に気を付けること。カフェインを取ってから3時間から7時間、平均5時間は、眠りに影響する可能性があります。カフェインは紅茶や緑茶にも含まれ、それらのカフェインレス商品もあります。
せっかくなので睡眠に詳しい八木准教授ご自身の睡眠について教えてもらいました。まず、カフェインについては夕方以降は控える。そして夜8時ごろ部屋の照明を暗めにする、照度を落とす。そうすると2時間ぐらいで眠気がくるそうです。睡眠不足というと
子どもの成長に良くないと昔から言われますが、認知症のリスクが高まることも分かっています。世代を問わず十分な睡眠を、そのために適切なカフェインの取り方をしましょう。


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