AI悪用のサイバー攻撃か 福岡でも相次ぐ個人情報流出「闇サイトで情報を売買か」

2026/10/09 (金) 16:30

企業や団体を標的にした不正アクセス。大量の個人情報が流出する被害が急増しています。福岡市に本社を置くディスカウントストア「ミスターマックス」は、最大で173万人の顧客の情報が流出した可能性があると発表(6日)。西鉄グループの交通系ICカード「ニモカ」でも、521件の個人情報が流出した可能性あるとしています(6日)。

記者
「こうした事態に伴い、企業からの不正アクセスに対する相談が、セキュリティー対策をサポートする会社に数多く持ち込まれています」

サイバーセキュリティ総研(福岡市中央区)山口 啓社長
「攻撃の被害に遭ったという相談は増えてきています。福岡の企業でも増えてきていますし、全国の地方の企業でも増えてきている印象はあります」

では、なぜ被害が増えているのでしょうか。理由の1つが。

「攻撃者がAIをうまく活用して攻撃してくるようになってきたところです。いろいろなシステムには、脆弱性と呼ばれる侵入しやすい入り口というものが存在します。AIを使うと非常に多くの脆弱性を簡単に見つけられるようになっています。実際、この1年で見つけられる脆弱性の数も非常に多くなっているので、そういった侵入しやすいポイントをすぐに見つけられるようになってしまった」

山口社長によりますと、攻撃者はAIを24時間365日使ってシステムの脆弱性を探しており、いったん見つけるとシステムを攻撃して個人情報を流出させると指摘。そうした個人情報は、「ダークウェブ」と呼ばれる闇サイトで売り買いされるといいます。

「メールアドレスとパスワードの1セット程度で数円ぐらい。情報として、どういう犯罪に活用できるか、というところで、買う側がいくらで買うかで値段が付いてきます」

また、サイバーセキュリティーを研究する専門家は。

九州大学 サイバーセキュリティセンター 小出 洋教授
「AIは自然言語の壁が全くなくなってしまうので、まずその壁がなくなった。そうすると詐欺メールなど簡単に作れます」

私たち1人1人が注意すべき点を聞くと。

「詐欺メールに気を付ける。お詫びや返金を名目にしたメールやメッセージが来ると思うんですけど、それが本物かどうか、そこに書いてある連絡先が本物かどうか、安易に連絡を取るべきではないんですけども、公式アプリやサイトから確認する。そういったことが大事になります」

スタジオでは、ニュースを深掘りする「ニュースにプラス」のコーナーで最新情報や私たちがすべき対策をお伝えします。

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