「根回しを復活させることはない」“あしき慣行”と決別へ 福岡県・服部知事が9月議会を振り返る

2026/10/20 (火) 17:00

県と議会に根付いた過剰な忖度関係。長年のあしき慣例と決別できたのか?

福岡県の服部知事は20日「県民の信頼回復への第一歩」と位置付けていた9月議会を振り返りました。

福岡県 服部誠太郎知事
「40年行われてきた慣行から脱却する初めての議会でした。議会とは“ぶつかり合いの場”ということは示せたのでは。セレモニーの場ではありません」

県と議会を巡っては、幹部職員らの組織の会費で県議の政治資金パーティー券を購入したり、県職員が県議の質問案を代筆したりと過剰な「忖度」を疑わせる問題が相次いで発覚。また、20日の会見では「長年にわたり一部の県職員が県議からゴルフや食事の代金をおごってもらっていた事実がある」と明かしました。

9月議会開会の前日。服部知事は幹部職員らを集め 「いびつな関係の払拭」へ決意を示しました。

福岡県 服部誠太郎知事
「賛同を得るために過度な働きかけや配慮を行う、いわゆる根回しを行う必要はありません」

県と議会、双方が掲げたのが根回しなしの「ガチンコ議会」です。これまでは、職員と県議で事前に質問や答弁の内容を調整する、いわば出来レースの「なれ合い議会」が慣例になっていました。それを改め、今回から過度な「事前の根回し」を控えることに。通知されていない質問の連続に知事らが慌てる場面が度々見受けられました。

福岡県議会 大島道人議長
「執行部に申し上げます。答弁できますか」

福岡県 服部誠太郎知事
「質問を整理させてください」

福岡県議会 大島道人議長
「休憩する?質問を整理するんだって」

一部の議員からは「事前の協議が足りておらず質問に十分に答えられていない」という苦言も。服部知事は、職員の負担が増えた点などを挙げ課題を洗い出し、次の12月議会までに改善に取り組むとしました。

福岡県 服部誠太郎知事
「より円滑な議会審議、職員の負担軽減はしっかり考えていかなければなりません。ただ、はっきりと申し上げるが、根回しやすり合わせを復活させることはありません」

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