未利用のシカ・イノシシ肉をしょうゆに 福岡工業大学の研究室が開発

2026/10/19 (月) 16:30

ローストしたお肉や、和風のパスタ。このおいしそうな料理は、味付けに特徴があるんです。

記者
「こちらの料理には全て、シカとイノシシを原料としたしょうゆが使われているんです」

大豆ではなく、シカやイノシシが材料のしょうゆ。

シカ・イノシシしょうゆを開発 福岡工業大学工学部 長谷静香准教授
「農作物に被害を起こす野生鳥獣の問題がありまして、特にシカやイノシシが多く捕獲されています。ほとんどが未利用となっていますので、その肉を食品として活用できないかと考えたのがスタートです」

農作物を荒らす害獣の食品加工に挑戦したのは、福岡工業大学の研究室です。実は、捕獲されたシカやイノシシは、加工処理ができる施設が少ないことから8割以上が廃棄されています。大学では3年前から県のしょうゆ組合と、ジビエならではのうま味を生かした調味料の開発を進めてきました。

大豆は使わないものの製造工程は一般的なしょうゆと同じだといい、シカ・イノシシの肉を「しょうゆ麹」で発酵させています。シカのしょうゆで味付けしたシカのロースト肉のお味は…

記者
「うまみが強いです。結構ガツンと来る味です。ビールも進みます」

福岡工業大学の分析では、シカやイノシシの肉には抗酸化作用があるほか、生活習慣病の予防が期待できる成分が含まれることが分かっているということです。今後はしょうゆの醸造元を選定した上で一般販売を目指します。    

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