北九州市で回転寿司の全国大会開催 外国人の職人も活躍

2026/06/03 (水) 16:30

「すしの都」として地元の食文化を発信する北九州市で6月3日、全国から回転ずしの職人が集まり、日本一を競う大会が開かれました。海外からはるばる来日して修業する外国人職人にスポットを当てます。

司会者
「よーいスタート」

全国から腕自慢の回転ずしの職人が北九州市に集い、日本一を決める、この大会。すしを握る技術や接客技術の向上を目的に2014年から毎年行われています。全国から集まったすし職人は14人。6分間の制限時間内で、すしを握る速さと美しさ、そして大きさの正確性を争います。回転ずしならではの磨き上げあげられた技術もあります。

日本回転寿司協会 小林弘昌会長
「1グラムでもずれると店の利益が損なわれる。そこを正確に切って一皿何グラムという基準を守るところが大会の見どころ」

インドネシア出身のイマムさん23歳。回転ずし業界は今や外国人なしでは成り立たちません。イマムさんは、地元回転ずしの外国人代表として日本人の店長とともに腕を振るいます。

インドネシア人すし職人 イマム・クルニアワンさん
「おはようございます、イマムです」

3年前に来日したイマムさん。住んでいるのは、会社が提供するマンションで、間取りは6畳一間。イスラム教徒として礼拝は欠かせません。日本に来た理由を聞くと。

インドネシア人すし職人イマム・クルニアワンさん
「将来は自分の飲食店を建てたい。インドネシアに」

イマムさんが働いているのは、北九州市に本社を置く回転ずしチェーンの平四郎。近海でとれた魚を中心に提供する市内で人気の回転ずし店です。イマムさんは朝9時に出社。その日、使われる魚の下ごしらえをします。平四郎では、すし職人30人の うち20人が外国人です。真面目な性格の人が多く、店の大きな戦力になっています。特にイマムさんは、1年で卵焼きづくりを任されるなど、店から信頼されています。

インドネシア人すし職人 イマム・クルニアワンさん
「1カ月ぐらい練習しました。ネタ切りとか握りとか巻物・軍艦を練習しました。自信を持っています。優勝します」

そして6月3日、選手権の会場にイマムさんが登場しました。イマムさんの他に外国人職人として腕を競うのは4人。中国・スリランカなど回転ずし業界が多くの外国人に支えられているのが分かります。制限時間の6分の間にまずはマグロときゅうりの細巻を3皿、軍艦巻きを2皿作ります。さらにマグロとサーモンのにぎりを5皿づつ握ります。マグロは68グラム、サーモンは66グラムに近いほど点数が加算されます。競技が終わりました。イマムさんは、時間内に握り終わることができませんでした。ただ、大会に参加したことで大きなものを得たようです。

インドネシア人すし職人 イマム・クルニアワンさん
「応援がいっぱいあったので頑張ることができました。日本の回転ずし職人みたいになりたい」

一流の職人になりたいという思い。それは、万国共通なのかもしれません。

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