北九州市 人口減少の中 労働力確保にあの手この手

2026/05/28 (木) 16:30

実は2024年、60年ぶりに転入した人が転出した人を上回り2025年も「転入超過」に。ただ、高齢者の死亡などによる自然減を補うことはできず総人口は減少。若い働き手をより増やすことが課題です。
建築系資材の加工などを行う是永商会。工場で働く25人の従業員のうち17人が、インドネシア出身の技能実習生でほとんどが20代です。若い日本人の採用には苦労してきたといいます。

是永商会 佐藤紀子統括執行役員
「日本人の方と一緒に働きたいが、イメージ的に3Kな職場なので、なかなか人が集まらないっていうのと、若い方がなかなか来づらいっていうのが非常にあります」

そこで、インドネシアで採用活動を始め約10年で60人ほどを採用しました。

佐藤 統括執行役員
「私たちの会社にとってはなくてはならない存在になったと思っております。今後、会社が発展していくためにも、インドネシア人の方の力は必要だと非常に考えております」

技能実習生は地域のイベントにも参加。街に活気をもたらしています。

佐藤 統括執行役員
「地域のコミュニティの中に入ってみなさんと仲良くさせてもらったりとか少しでも役に立てることがあるのでいいと思う」

一方、就職で北九州市を離れる学生をいかに減らすかも長年の課題。北九州市は 企業の誘致などを進めてきました。このビルは、老朽化した以前のビルを建て替えるため、市が建設費など約6億円の補助金を出しました。日本IBMなどIT企業21社が入居。約1000人が働いています。
また、労働力不足を解消しようと、高齢者を積極的に採用する企業も支援しています。市は65歳以上の高齢者を採用した企業に年間40万円を助成。この企業では、現在65歳以上の約80人がトマトの収穫や出荷などに携わっています。

奈須 勝人さん(73)
「働けるうちは働いた方が生活の張りが出て、健康とかね。そういうことに関してもいいんじゃないですかね」

さらに北九州市は2026年度、中小企業を対象に65歳を超える人の雇用継続を支援する制度を初めてつくりました。定年延長した企業に対し年間25万円を上限に助成します。人口減少の中、街の活力につながる「働く力」をいかに保つか。同じ課題を抱える他の自治体よりも魅力的な対策を打ち続けられるかが問われます。

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