【大阪・関西万博】福岡の企業が出展!狙いは「遊び文化と子どもの学び」

2025/04/11 (金) 16:30

4月13日、ついに大阪・関西万博が開幕します。約160の国と地域が参加、84棟のパビリオンが建ち並び、会場では各地の文化や最先端の技術を体感できます。万博の象徴となる全長約2キロの「大屋根リング」は世界最大の木造建築物としてギネス世界記録に登録されました。街の人は・・

街の人
「大阪は遠い、この年になると」
「(魅力が)伝わってないと思います。もう少しアピールすればいいのにと思います。」
「距離もあるし、休みが取れなかったり、行ければ行きます」

福岡だと少し縁遠いと感じる人もいるようですが…実はこの福岡から大阪・関西万博に出展する唯一の企業があるんです!


「ワクワクする。3歳の長女のために(景品をとっています)」
「達成感。景品が取れたとき楽しいです」

やって来たのは「ジ アウトレット北九州」にあるゲームセンター。子どもに人気のぬいぐるみやおかし、生活雑貨まで、ついつい夢中になってしまうクレーンゲーム。

ワイドレジャー 万博ストア推進部 中川春菜さん
「こちらがワイドレジャーの名物クレーン、高さ4メートルのメガクレーン番長になります。少しサイズは違うが4月13日から開催する大阪・関西万博に出展する」

小郡市に本社を構えるワイドレジャー。「楽市楽座」を中心にアミューズメント施設を全国に展開しています。50年ほど前、久留米市の屋上遊園地の経営から始まりました。

創業メンバーが大阪で子ども向けマシンを開発していたことから大阪との縁を大切にしたいと万博への出展を決めました。出展するのは大屋根リングの西側「リングサイドマーケットプレイス」。このエリアは飲食店が中心で来場者に楽しんでもらうことが目的です。

ワイドレジャー 万博ストア推進部 中川春菜さん
「海外の方にもクレーンゲームという日本のカルチャーを楽しんでほしい」

万博のクレーンゲームの景品は「上履き」や「消しゴム」などの大きなぬいぐるみ。日本の学校ならではの文化を感じてもらいます。
      
ワイドレジャー 万博ストア推進部 中川春菜さん
「大きなクレーンゲームなので、横や縦から見にくいため友達や家族と協力プレイをするのが楽しみ方になります」

協力しながら景品をゲットすれば喜びも倍に!これが巨大クレーンゲームならではの楽しみ方です。

記者
「こちらではいろいろな景品が取れるゲームもありますが、このように子どもたちが無料で遊べる大きな遊具もあります」

ワイドレジャーが提供するのはただの遊具ではありません。

ワイドレジャー 万博ストア推進部 中川春菜さん
「公園に置いてあるような遊具に見えるが発電する遊具・発電スピーナーです。遊んだ分だけ発電して音が鳴る仕組みです」

これは、壁面に作られた迷路。

5歳児の父親
「足乗っけて、もう一個!そっちから行く?」

お父さんに見守られながら5歳の男の子が懸命に迷路を進んで行きます。そしてゴール目前で…

5歳児の父親
「こっちこっち。こっちからゴールして。上に行くの〜?」

お父さんの指示とは別の道を選びました。これこそが会社の狙いです。

ワイドレジャー 万博ストア推進部 中川春菜さん
「一人一人遊び方も考えて、ルートも考えて最短で行くゴールだったり、いろいろなことを考えて遊んでくれています」

子どもの意思で考えながら自由に遊ぶことを目的に作られた遊具です。

5歳児の父親
「ヒヤヒヤした部分はありましたが、最後まで自分でやり遂げようとするところが見えたので成長を感じました」

万博でも、遊び方を決めていない遊具を設置します。

ワイドレジャー 万博ストア推進部 中川春菜さん
「いろいろな遊び方ができます。ネットがあるのでつかんで遊んだり、上に立ってみたりとか。遊びと学びを日本の人だけでなく海外の人にも体験してほしい」

福岡から世界へ、遊びの可能性を模索する企業の挑戦は続きます。

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