特捜Qチーム モニタリング検査は有効?

2021/04/14 (水) 17:00

続いては視聴者の疑問に答える特捜Qチームです。14日は新型コロナの検査について検証します。

内閣官房と福岡県が先月6日から始めたモニタリング検査。繁華街で無症状の感染者を見つけ出すため福岡を含め東京や大阪など13都府県で実施しています。目的は…「感染再拡大の兆候をつかむため」です。しかし、県内では1カ月余りで9899人に検査キットを配り、陽性者疑いは1人。大阪では1万882人に配り陽性者疑いは4人。これで感染再拡大の兆候はつかめているのでしょうか?この調査結果を街の人に伝えてみると…

●街の人
「思った以上に、感覚的には」ニュースで見るよりは少ないですね」
「何もしないよりはいいかもしれないけど、あんまり意味がないかなと思う」
「(調査が)確立したものであれば、大いに賛成するが、そうでない限り賛成とは言えない」

そこで、14日の特捜Qチームは。「モニタリング検査は有効なの?」

●木戸優雅アナウンサー
福岡県内では3月1日から無症状の感染者を見つけるモニタリング検査を始めました。

●立花麻理アナウンサー
場所は非公表ですよね。

●木戸優雅アナウンサー
現場の風評被害や混乱を避けるため非公表です。では、どうやって検査するのか。
繁華街で無作為に検査キットを配り、自宅で唾液を採取して郵送してもらうスタイルで、県内では今月11日までに9899人に配っています。ただ、これまでに確認された陽性者疑いは1人。検査数は非公表です。ただ、福岡を含む全国13都府県全体の検査数が公表されています。11日までに2万3465人に配り、陽性者疑いは17人。陽性率は0.0007%となっています。

●立花麻理アナウンサー
この数字をみると大阪では13日感染確認が1000人を超えましたが、「感染再拡大の兆候はつかめていない」と言わざるを得ないですよね。

●木戸優雅アナウンサー
検査の母数が少ないので何とも評価しにくい気もしますが、この数字で、モニタリング検査は有効なのか専門家に聞きました。

●九州大学病院グローバル感染症センター 下野信行センター長
「モニタリングでリスクの高いところをみることで全体の流行をより早く察知する効果はあると思う」

九州大学病院の下野センター長は、モニタリング検査の仕組み自体は評価する一方、今後、県内で陽性率が上がればもっと検査数を増やすべきと指摘します。

●九州大学病院グローバル感染症センター 下野信行センター長
「数が少なくても陽性者はいない。多くても検査の負担になる。陽性率に合わせて考えていく必要がある。最低でも1日1000人ぐらいは必要になる」

●木戸優雅アナウンサー
福岡では現在、1日に500件弱しか配布できていない。福岡県の担当者は「市中感染を把握するにはこれしかない。今後は企業や大学に配り、今の倍の1日1000件を目指す」としています。一方、実施主体の内閣官房は「今の検査件数では十分に効果が出ているとは言い難い。GW明けまでに今の7倍の1日1万件を検査したい」としています。ですので、いかに検査数を増やすかがカギ。

●立花麻理アナウンサー
ですので、福岡も検査数を今のうちに増やしておかないといけない。

●木戸優雅アナウンサー
ということで、きょうのまとめです。繁華街で感染再拡大の兆候をつかむために実施している「モニタリング検査は有効?」答えは「今は有効とは言い難い。検査数を大幅に増やす必要があり、企業や大学の協力が得られれば再拡大の兆候をつかめる検査になっていく」としています。

この記事をシェア

最新のニュース

  • テレQ|ふくサテ!
  • テレQ投稿BOX
  • アナウンサーズ公式Twitterはこちら
  • テレビ東京|[WBS]ワールドビジネスサテライト