熊本地震まもなく1カ月 続く避難生活 生活支える井戸水にも影響

2026/08/27 (木) 16:30

7月28日、熊本を襲った最大震度7の地震。住宅の倒壊や道路の寸断が相次ぎ多くの地域で断水が続きました。

さらに、容赦なく襲った猛烈な暑さ。過酷な暑さの中、避難生活や復旧作業を余儀なくされました。

熊本県によりますと死者はこれまでに38人、住宅の被害は4万棟を超えています。一時9500人を超えた避難者は現在約2500人となりました。

震度7を観測した氷川町。4カ所の避難所で一時、200人以上が避難生活を送っていました。町は8月26日、竜北西部小学校と竜北東小学校の避難所を閉鎖。一般の避難所を町内2カ所に集約しています。

一方、地震の影響は子どもたちの学校生活にも及んでいます。氷川町内の小中学校は8月25日に予定していた2学期のスタートを9月1日に延期しました。

こうした中、子どもたちの学習環境を確保しようと竜北西部小学校では「学びの場」を設けています。児童たちは夏休みの宿題を進めるほか友だちや先生との時間を過ごしていました。

男子児童
「全然宿題が終わってなかったから来ました。家の片付けで忙しかったから」

教諭 釜賀善大さん
「学びを止めない。2学期始業に向けて子どもたちが安心して来られるようにという狙い」

多くの井戸が被害を受けた八代市。八代市は水道の普及率が熊本県内で最も低い521.1%。多くの世帯が生活用水に井戸水を使っています。しかし地震で水が出なくなったり配管が壊れたりするなど約4400世帯の井戸に被害が出ました。

住宅では地震直後から水が出なくなり新たに井戸を掘り直すことにしました。

被災者
「助かりますね。遅くはなったけど来てくれて井戸を掘るのが一番助かる」

熊本県内には井戸の修理をする事業者が少なく依頼が殺到。国交省や熊本県などが「井戸水対応チーム」を設け、原因の調査や洗浄など復旧支援を進めています。

7月末の氷川町。居酒屋では食器や酒瓶が散乱していました。あれから1カ月。片付けは終わりましたが今も営業を再開できません。井戸水をくみ上げるポンプが地震のあと故障を繰り返しているためです。

被災者
「干上がった井戸も多いと聞いたが、うちは井戸が生きていたのでポンプ屋さん来てもらって修理してもらったが、けさまたポンプが壊れて使えなくなった」

氷川町には700本ほど井戸がありますが被害状況は把握できていないということです。

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