渦中の福岡県議会・蔵内勇夫議長が“ワンヘルス”集会に出席 

2026/06/09 (火) 16:30

福岡県議会 蔵内勇夫議長
「世界獣医師会会長の蔵内勇夫でございます」

福岡市で開催された集会。県議会、蔵内議長の日本人初となる世界獣医師会会長就任を祝いました。蔵内議長が訴えたのが。

「ワンヘルスの理念と実践の普及。これから世界に向けてワンヘルスを大きく広げていきたいと思っています」

蔵内議長は、推進の旗振り役を担い「ワンヘルスの伝道師」を名乗ってきました。ところで、この「ワンヘルス」について街の人に聞くと。

街の人
Q.ワンヘルスを知っていますか?
「知りません。聞いたことがないです」
「分からないです」
「聞いたことないです」

県の調査では過半数の県民が認知しているとされていますが、テレQのインタビューでは知らない人がほとんどでした。

そもそも、ワンヘルスとは人と動物の健康、そして環境の健全性を一体として捉える考え方。「人の健康と自然環境、動物の健康は密接につながっており、同様に守らなければならない」という概念だといいます。

現在、みやま市に総事業費200億円を投じて研究の拠点となる「ワンヘルスセンター」を建設中で、2027年度中の供用開始を目指しています。この施設は、野生動物のほか牛や豚などの家畜の衛生状況を調べ、新たな感染症の発生予防やワンヘルスの専門人材の育成を目指すとしています。

8日夜の集会を主催したのはそのワンヘルスを推進する団体。そしてこの集会には、疑惑の目が向けられています。2025年9月の集会には多くの県幹部職員が出席。県幹部らで構成する「部課長会」の会費が1人2万円という参加費用に充てられていました。この事態を受け服部知事は。

福岡県 服部誠太郎知事
「県職員の意識の中に忖度などがおりのように根付いています。これを一掃するために明快な対策を講じます」

こうした経緯から、注目を集めた8日夜の集会。準備された800席は満席に。県議会議員や地元企業のトップらが参加し自民党副総裁・麻生太郎氏のメッセージ動画も放映されました。一方で、ある参加者は一連の報道の影響からか県職員の参加は以前より減ったと話しました。

そもそも、なぜ県職員と議会との間で忖度の関係が生まれたのか?地方の政治に詳しい専門家は。

福岡工業大学社会環境学部 木下健教授
「県側は予算案や条例案、議案を通すために議会の承認が必要になります。行政活動を円滑にするために、議員側にすり寄ってしまいいきすぎると、議会側との癒着関係が生まれてしまいます。対立すればいいワケではないが、抑制・均衡の適度な距離感が望ましいです」

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