福岡で熱中症搬送者が“急増” 室温と湿度に要注意!

2026/06/17 (水) 16:30

福岡ではここ数日暑い日が続いています。

街の人
「湿気があって蒸し暑い感じがします」
「今日は暑いです。雨がなかなか降らないのは、水不足のこともあって心配です」
「外に出る時は絶対にペットボトルを用意しています」

6月17日は久しぶりに梅雨らしい空模様となりましたが、県内の最高気温は久留米市で31.6℃、太宰府市で31.4℃など複数の地点で30℃以上の真夏日を観測しました。

暑さが本格化する中、注意しなければならないのが熱中症です。消防庁によりますと、2026年5月から6月14日までに熱中症で救急搬送された人は全国で約5700人と前の年の同じ時期と比べ1000人以上増加。都道府県別の内訳を見ると、最多の大阪に次いで2番目に多いのが福岡の355人で前年同期比で倍以上となっています。

最悪の場合、死に至ることもある熱中症。なぜ福岡でこれだけ増えているのでしょうか?県の医師会の瀬戸医師に話を聞きました。

福岡県医師会 瀬戸裕司医師
「福岡が暑く、湿度が高いというのがあります。そして2026年(熱中症が)多いのは、急速に突然暑くなった、体が順応することなく暑さのピークが来ています」

理由として挙げたのが急激な気温の変化。そして湿度です。5月上旬の福岡市の最高気温は主に20℃台前半で推移していましたが中旬以降は30℃を超える真夏日を6日観測。湿度は80%を超える日もありました。湿度が高いと汗が蒸発せず体に熱がこもりやすくなります。この時期特有のジメジメした空気は熱中症のリスクを高める要因になるワケです。

これからが梅雨本番。さらなる気温上昇も予想される中、特に注意が必要です。対策としては、十分な水分補給のほか手持ち扇風機などの対策グッズや日傘や帽子を利用し、涼しい状態を保つことが大切だと言います。

一方、熱中症を巡ってはその発生場所に特徴がありました。こちらは6月1日からの1週間、全国での熱中症発生場所の内訳です。全体の4割を占めるのは、次の3つの中のいずれかです。駅のホームなどの屋外の公共スペース、住居、歩道などの道路。街の人に予想してもらいました。

屋外の公共スペースを1位予想した人
「屋外の公共スペースが一番なりやすいのかなと」

住居を1位予想した人
「家だから油断している人が多そうです」
「高齢者がクーラーをつけるかつけないかを迷って寝た時になります」
「案外熱中症は働いている時や建物の中でも起こると聞きました」

道路を1位予想した人
「道路めっちゃ暑いんで、一番外で熱中症になりやすいのかな」
「道路が一番日光が当たります」
「日を遮る物がないんで」

正解は「住居」でした。安全に思える室内に、どんな危険があるのでしょうか?

瀬戸裕司医師
「日光を浴びているわけではないので涼しいような気がしても、実は気温・湿度が高いなど体が順化できないです」

特に高齢者はより一層の注意が必要です。

「高齢になると暑さを感じないです。気づかないことがあります。室温や湿度を気にするべきです」

室内に温度計を設置し室温・湿度を見える化することが大切。室温は28℃以下、湿度は50%を目安に調整しましょう。

「熱中症は予防できる病気です。少しでも体の調子に異常を感じたら、細やかな水分補給をして、涼しい環境に体え置くことが大切です」

自治体も熱中症対策に乗り出しています。

福岡県健康増進課 今長谷友香さん
「(対策などを)県のホームページや公式SNSで周知しています。県民の健康を守るために取り組みを進めています」

県では独自の呼び掛け動画を作成しユーチューブなどで公開しているほか、県庁などの公共施設や県内の商業施設、コンビニなどを一時的に暑さをしのぐ休憩「涼み処」に指定。買い物などをせずとも気軽に利用でき、2024年の導入当初は県内約230の施設だったのが今は1300施設近くにまで増加しています。本格化しつつある暑さ。できる備えを心がけましょう。

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