エルニーニョ現象発生で福岡への影響は? 世界的に異常気象のおそれ

2026/06/18 (木) 16:30

エルニーニョ現象について詳しくお伝えしていきます。気象庁が「発生しているとみられる」と先日発表しました。

そもそもエルニーニョ現象とは何かおさらいしましょう。世界地図で見ると日本から遠く離れた南米ペルー沖。赤道付近です。このあたりの海面水温が平年より高い状態が、1年程度続くのがエルニーニョ現象です。断面図でみるとこのあたりは貿易風という東風が吹いています。平常時は東風によって、海面付近の暖かい海水が西側に吹き寄せられ、南米側では、冷たい海水が沸き上がってきています。今年はこの風が弱まり、暖かい海水が東に広がってエルニーニョ現象が発生したとみられています。発生した年は、干ばつや豪雨など世界中で異常気象になりやすいんです。

そして台風も発達しやすいんです。エルニーニョ現象が発生していると台風が発生する場所は南東にずれます。台風は温かい海水からエネルギーを補給しますから、通常より長い距離を進むことでエネルギーを蓄える時間が増える。すると台風は発達し、寿命も長くなります。

普段の備えはもちろん一つレベルを上げた防災を意識してほしいです。なぜかというと・・・こちらは気象庁が発表しているエルニーニョ現象の現状と予測。ペルー沖の平均海面水温が0・5℃以上高くなるとエルニーニョ現象、今年の春にこの基準を超えたとみられています。そして今後はさらに上昇し、平常時より2度以上も高いスーパーエルニーニョとなる恐れが高まっています。

スーパーエルニーニョになると、大雨や台風の被害も大きくなるんですか?

例えばスーパーエルニーニョが発生した2015年。この年は茨城県内を流れる鬼怒川の堤防が決壊するなど大きな被害のあった「関東・東北豪雨」で20人以上が死亡しました。そして福岡では。

記者
「こちら樹齢300年以上太宰府市の天然記念物に指定されている木が倒れて完全に道をふさいでいます」

8月に台風15号が福岡を縦断。この台風で県内の17万7000人以上に避難指示が出され、8人がけがをしました。必ずしもこういった状況になるわけではありませんが今年は災害に一層の注意が必要といえそうです。

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