9月は“値上げラッシュ” コメは価格下落へ

2026/08/28 (金) 16:30

9月は2026年最大規模の値上げラッシュとなります。帝国データバンクによりますと、9月は食料や飲料、4531品目が値上げされます。2023年10月以来、
約3年ぶりの高水準です。値上げが続く中、一時高騰したコメの価格。今では。

買い物客
「下がっていますね。今まで4000いくらかだったのに。助かります。3000円台を待っていましたから」
「基本、朝昼晩ご飯なので。(価格が下がると)うれしいです」

農林水産省によりますと、5キロ当たりの銘柄米の価格は3211円。去年の同じ時期に比べ、1000円ほど安くなっています。

ゆめタウン博多 安井聡さん
「2025年はコメ不足による高騰で、価格が5キロで4000円台でした。2026年は3000台まで下がっています」

コメの値下がりを受け、回転寿司チェーン「くら寿司」は来月4日から1皿の最低価格を、これまでの115円から110円に値下げすると発表しました。また、ローソン、セブンーイレブン、ファミリーマートのコンビニ大手3社は「おにぎり」を値下げします。さらに。

記者
「2025年産のコメに比べ、2026年の新米価格の方が安いという価格の逆転現象が起きています」

スーパーで起こっている2025年のコメと新米の価格の逆転現象。背景にあるのは「コメ余り」です。6月末時点でのコメの民間在庫量は過去最多の243万トン。適正量を大幅に超えていてコメ余りによる価格の下落がさらに加速する可能性があります。家計には助かる値下がりですが、コメ農家にとっては歓迎できるものではありません。

コメ農家 安河内豊考さん
「かなり大きな打撃になってくると思います」

宮若市の安河内さんの田んぼでは、新米の収穫期を迎え、この日は稲の刈り取りに追われていました。作ったコメは、直売所や道の駅で販売しています。

「2025年、2024年と2年間、高値になりましたが、また元に戻っていくような様相です」

JAが新米を収穫する際にコメ農家に前払いするお金について、各地のJAグループは2025年に比べて4割ほどの安い金額を設定。さまざまな資材が高騰する中、農家は、厳しい状況に追い込まれています。

「全体的な生産コストも跳ね上げっていて、また、私のような(生産者を)雇用する農家は人件費の高騰で収益が圧縮されます」

コメ農家を、続けていけるのかどうか安河内さんにとって、正念場だといいます。

「こうなるとコメ作りの後継者の不足にもつながります。なるべく中間に入るものをなくして、農家から直接消費者を結ぶことで、安くいいもの、宮若のおいしいコメを消費者に届けられるように努力しています」

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