「急な災害」にどう備える? 高齢者が特に気を付けることとは

2026/09/01 (火) 16:30

山本圭介アナウンサー(防災士)
「9月1日は防災の日。この日は大きな災害がありました。」

山崎香奈アナウンサー
「関東大震災ですね。」

山本アナ
「関東大震災は1923年の9月1日に発生しました。そして、防災の日が制定されたのは1960年。日付こそ関東大震災に由来しますが、その制定について話し合われるきっかけとなったのは、別の災害なんです。1959年・昭和34年の伊勢湾台風です。死者・行方不明者5000人以上、愛知と三重を中心に犠牲者は32の道府県に及びました。多くの人が犠牲になった災害を機に防災の日ができて、その後 災害対策基本法も制定されました。」

山崎アナ
「時代とともに対策も進んだと思うんですが、一方で災害は増えてしまっている印象、特に大雨が。」

山本アナ
「つい最近も 千葉や北陸で急な大雨が相次ぎました。気象庁は50年前からの10年間と最近10年間の大雨の回数を比較しました。1時間に80ミリ以上の猛烈な雨は年間平均で14回から25回とおよそ1.8倍に。残念ながら今後も多発しそうです。
備えたり逃げたりする時間があまりない短時間での災害。特に高齢の方などはどうすればいいのかを考えましょう。
避難は文字通り“難”を“避ける”、難を逃れること。避難所に行くことだけが避難ではありません。

山崎アナ
「急な大雨や夜間の災害は外に出るとかえって危ないケースがあります。」

山本アナ
「そういう時は建物の2階以上など少しでも高いところへ、崖や川から離れた側で、窓からも離れましょう。家が低い所にある、土砂災害の警戒区域にあるという人は身を寄せる場所を決めておくこと。自治体が出す避難情報がレベルごとにありますが、少しでも危ないと思ったら情報の前に避難することも選択肢の一つです。
さて、しばらく避難生活をするとなった場合、高齢者は何に気をつけたらいいか災害時の看護にも詳しい福岡大学医学部看護学科の古賀佳代子准教授に聞きました。前回、今回と熊本地震で現地に入られています。カギは正確な水分補給です。

山崎アナ
「それは熱中症対策ということですか。」

山本アナ
「もちろん暑い時期は最も注意が必要ですが、季節を問わず重要なことなんです。古賀 准教授は持病の悪化ひいては災害関連死のリスクを抑えることにつながると話します。
肺炎など呼吸器の疾患、不整脈や心不全など循環器の疾患は水分の不足で悪化するので、季節に関わらず水分補給が重要です。
1日1000ミリリットルから1500ミリリットル。ただし心疾患などで水分制限がある方は除きます。実際は、思ったより飲んでいないことが多いので、“500ミリリットルのペットボトル3本”といったように飲んだ量を自分も周りも把握することが大事ということでした。

山崎アナ
「新たな台風の発生もしています。暑さに関わらず水分を取ることを覚えましょう。」

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