自民党福岡県連・松本国寛県議が会長職辞任へ 9日議長選に2027年春の県議選 各党の動き慌ただしく

2026/09/07 (月) 16:30

福岡県議会では9日、9月議会が開会します。金銭授受疑惑など相次ぐ問題の収束が見通せない中、早くも2027年春の県議会議員選挙に向けた動きが加速しています。

日本共産党福岡県委員会 真島省三委員長代理
「県民の声をまっすぐに県政に届ける。県民を代表して県政をチェックする。県議会を抜本的に刷新していく」

9月7日、福岡県庁で会見を開いた日本共産党。現在、県議会に議席を持っていませんが2027年春に予定される県議会議員選挙では16人以上を擁立すると発表。また、10月4日投開票の蔵内前議長の議員辞職に伴う補欠選挙にも候補を立てるとしています。

一方、県議会に2議席を持つ国民民主党も前週、会見で公認候補予定者7人を発表。今後、合わせて10人以上の候補擁立を目指します。このほか日本維新の会が20人以上、参政党が30人の擁立を目指すとしていて早くも、各党の動きが慌ただしくなっています。

そんな中、県議会最多の議席を持つ自民党では。

自民党福岡県連 松本国寛会長
「本日県連執行部会において私から県連会長を辞任する意向をお伝えいたしました」

9月5日に開かれた自民党福岡県連の執行部会。トップである松本県連会長が幹部らに近く会長職を辞する意向を伝えました。

「まずは信頼回復のための県連改革をしなければならない。疑義の当事者である私が主導しながら行うというのは、県民の皆さま方の信頼をなかなか得ることができない」

議長・副議長ポストを巡る金銭授受疑惑で金銭を受け取ったと名指しされている松本会長。8月に党本部で鈴木幹事長らと面会した際には高市総裁の意向として「現状では2027年の県議選で公認を出せない」と伝えられるなど、組織の刷新を迫られていました。こうした状況を受け、自民党の一部の若手県議からは会長辞任を求める声が挙がっていたほか、自民党の福岡市議らも辞任を求める要望書を提出していました。

金銭授受を指摘された5人のうち、議員辞職した中尾前副議長、蔵内前議長県議団会長を辞任した松尾県議に続き進退を迫られた格好です。次の会長については後日選挙で決めるとしていますが、会合では「会長は県議会議員でないほうがいい」との意見も出たということです。

混乱が続く中、福岡県議会では9日に9月議会が開会します。注目されるのが議員辞職した蔵内前議長の後任を決める議長選挙です。議長選を巡っては最大会派、自民党福岡県議団が4期目の大島道人県議を擁立。第2会派の公明党県議団から7期目の新開昌彦 団長が名乗りをあげています。

自民党県議団 大島道人県議
「県民からの信頼を取り戻すことを第一に、前例や慣行にとらわれることなく見直すべきものは見直していく決意」

公明党県議団 新開昌彦県議
「今、県議会を変えるべき。厳しい倫理条例をつくるのが私たちの仕事」

福岡県議会の議長は長年自民党の県議が務めており、毎回9割以上の得票で出されるなど、事前の根回しで結果が決まる選挙が慣例化していました。一方、今回の選挙では一部の野党県議から「このまま自民党が議長・副議長を務める体制でいいのか」との声も挙がっていて、候補一本化に向けた動きも見られます。すでに、第5会派の新政会などは新開県議への投票を決めています。

県議会では現在、欠員を除いた85議席のうち自民党県議団が占めるのは38議席と過半数には届いておらず、野党の動き次第では逆転もあり得る情勢です。失われた信頼は回復するのか。福岡県議会は重要な局面を迎えています。

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