「客観的かつ公正な調査を」 福岡県と県議会が第三者委員会設置 疑惑の核心に迫れるか? 

2026/09/17 (木) 16:30

福岡県政を揺るがしている3つの問題。

福岡県議会 蔵内勇夫前議長
「海外旅行は続けます。すみません。海外旅行ではなく海外活動です」
福岡県 服部誠太郎知事
「親睦会の会費から政治資金パーティー券を購入することは、やめるべきであると思っています」
福岡県議会 吉松源昭県議
「人の弱みにつけ込んだカツアゲ、あるいはみかじめ料的な要求であったと理解しています」

17日、福岡県と県議会 双方が第三者委員会を設置、一連の問題や疑惑について真相究明に努めます。

福岡県 服部誠太郎知事
「事案の実態・事実を解明してもらい、評価してもらいます。改善策も提案してもらえれば。全面的に協力します」

県側は2つの第三者委員会を設置。ひとつは高額な海外活動、もうひとつは、県幹部職員の親睦会の会費を使った政治資金パーティー券の購入問題を調査します。「海外活動」については費用の妥当性や必要性を、「パーティー券問題」は経緯や法律上問題がなかったかなどを調べます。それぞれ5人の弁護士が委員を務め費用は合わせて1億円を超える見通しです。

福岡県 服部誠太郎知事
「決して小さい額ではありません。今回の一連の問題については事実関係を客観的かつ公正に調査してもらい県民への説明責任を果たします。そのためには必要な予算・金額です」

そして、17日午後、メンバーとなった弁護士が会見を開きました。

第三者委員会のメンバー 伊藤巧示弁護士
「これから資料を精査、必要に応じて関係者からのヒアリングなどを行い、客観的公正な立場で事実確認を調査します。問題の背景や原因を明らかにして必要な再発防止策についても提言するということを予定しています」

一方、県議会が設置する第三者委員会。2026年7月に議長経験のある県議が証言した議長・副議長ポストを巡る金銭授受疑惑について調査します。これまでに金銭を受け取ったと名指しされた、自民党県連や県議団の当時の幹部5人は「事実無根」と疑惑を否定。金銭の受け取りを巡り主張が真っ向から対立しています。委員会を巡っては、メンバーの選定などに時間を要していましたが、疑惑発覚から2カ月余りがたった17日、弁護士13人をメンバーとする議案が可決されました。18日にも委員会のメンバーが会見を開く予定です。設置を受けて、金銭授受疑惑を証言した吉松県議は。

金銭授受疑惑を証言 吉松源昭県議
「やっとスタートラインに立ちました。各議員には正直に話してほしいです」

一方、金銭を受け取ったと名指しされている県議らは。

金銭を受け取ったと名指しされている 原口剣生県議
「一番最初から私は関与していない、記憶にないと言っています。それを第三者委員会にも述べます」
金銭を受け取ったと名指しされている 松本国寛県議
「当初から金銭の授受には関わっていないと主張しています。一日も早く第三者委員会で私の主張を聞いてもらい(事実を)明らかにしてほしいです」

議員辞職した蔵内前議長や中尾前副議長も調査に協力する姿勢を示していて、疑惑の核心に迫り、全容解明につなげられるか、注目されます。

一方、福岡県議会では主要会派の代表者が知事に質問する代表質問の最終日を迎えました。無所属の議員らで構成する新政会の椛島会長は、パーティー券問題について服部知事の就任後から部課長級以上の幹部職員のパーティー参加が増えていることなどをあげ、知事の関与がなかったか追及しました。これに対し服部知事は。

「部課長会(親睦団体)は各部の部長や課長などで構成する部ごとの任意の親睦団体です。県の行政組織ではありません。知事として私が指示をする類のものではありません。職員へ政治資金パーティーへの参加を促したことはないです」

県議会では、18日からの一般質問でも議員らによる追及が続く見通しです。

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